2013年09月28日

新ソードワールドRPGリプレイ漫画キンドル版

■新ソードワールドRPGリプレイ漫画のキンドル版販売開始

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■現在は漫画家業がメインの浜田ですが、昔はイラスト業メインで仕事をしておりました。
 その仕事の中で最もウェイトを占めたのが 小説の挿絵業でして、長い間 富士見書房さんに この「新ソード・ワールドRPGリプレイ」の挿絵仕事を頂いていました。

 そんな中、富士見書房ドラゴンマガジン増刊の季刊ファンタジアバトルロイヤルにこの新SWRPGリプレイのキャラクターで漫画を描いてみないかと誘われた為、挑戦させていただくこととなりました。

 漫画のネームは自分で考え 担当さんとSNEさんにチェックして頂く形でしたので、かなり好き勝手描かせていただきました。

 同人誌や仕事で多少は漫画経験がありましたが、本格的な漫画となると まだまだ勝手がわからず、四苦八苦した思い出があります。

 無印版漫画は一回が16pだった為、1つのネタの起承転結 あるいは序破急をかけるのにページがどうにも足りない… その為ページやコマは一切無駄遣いできないという感覚が染み付きました。

 ページを縮めるのは大変ですが有意義な事なので、非常に為になったのですが、後々漫画家として仕事をしていくにあたり、このページの貧乏性がなかなか抜けず苦労しました。w
 具体的には大コマを使う事をためらったり、間を作るゆったりとしたコマ割りができなかったりなどです。

 連載させていただいだファンタジアバトルロイヤルは季刊でしたので原稿が溜まる速度はゆっくりで そもそも単行本が出るという前提で始まったわけではなかったのですが、おかげ様で単行本を発行させて頂けることになりました。

 それまでイラスト業で食べていて 正直生活はあまり楽ではなく、仕事の合間に同人誌を作成して同年代の普通のサラリーマンに及ばないぐらいの収入でした。

 ところが漫画単行本の印税というやつは今までの原稿料生活とは桁の違う額のお金が入ってきまして、これからは漫画だな!とおもったものです。

 一冊めがそれなりの部数出た為、ドラゴンマガジン本誌で毎月20pの連載を開始することになりました。

 この時期の自分はまだアナログ作家でして、一日1p作業完遂できれば速い方 といった具合の原稿速度でした。(現在は調子が良ければ1日2p完遂 しかもクウォリティは当時より格段にいいですw)
 この状態で月刊連載…!しかも16Pから20Pに増えて! こいつはヤバイ と戦慄していました。

 ちょうどこの時期 作業速度や今後の発展を考え、フルデジタル作業にしてみようかしらなどと夢想していた上、友人のエロ漫画家紺野あずれがすでにフルデジタルでコミスタ作業をしていたので、移行の決心をつけました。

 移行自体は少しづつ触りながらゆっくりと慣れていきたいと考えていたのですが、この時期、へっぽこーずのファンブックが出版されることとなり、その作業と被った為に、ドラゴンマガジン誌上での連載一回目の作業時間がくそやばいことになっておりました。

 具体的に言うと1日1p確実に仕上げてギリです。

 そこでゆっくり移行という考えを諦め、一気にフルデジタルへと移行しました。
 その為 2作目の「できたて」では全編フルデジタル原稿でして 後々の自分の作業スタイルが確立される原因となりました。
 もちろん第一回目の原稿は締め切りに間に合わせました。
 まともに使ったことのない状態で 液タブ、コミスタを使って20p描き上げた当時の集中力はなかなかのものだと思います。
 
 2冊めは1冊めよりも若干部数が落ちたものの、それなりに売れました。
 その為、3冊目を作りましょう!と誘われたものの、 ソード・ワールドの小説、リプレイともに、展開がほぼ終了しており、そのメインストリームと独立して漫画を描く事に意義が見いだせなかったことと、ちょうどこの時今はなき、コミックシードというウェブ漫画雑誌からうちでオリジナル漫画を描いてみないかと誘われていたので、そちらの仕事を受けることにしまして、現在も月刊アクションで連載中の「つぐもも」執筆に至りました。

 イラスト業 というか挿絵業はあまり自分には向いてなかったようで、このソード・ワールドの仕事をしている間、他所からの引き合いというものはあまりなく、さらにソード・ワールドの仕事が済んでしまうとほとんどイラスト仕事が舞い込みませんでした。
 まあ仕事というのは自分から取りにいくべきものだとも思うのですが…

 ここでうまいことイラスト作家から漫画作家にシフトできたのです。ついてました。

 自分としても、イラストを描くのがあまり得意でないことにうすうす気づいていました。(特にカラーが好きでない。)
 イラスト仕事の中で最も好きなのはシチュエーションを指定されるモノクロ挿絵でした。
 これは ぼんやりとしたお題で 自分の好きなように絵を描く能力が低く、逆にある程度指定されたモノクロ絵が得意という事でして、すなわちモノクロで漫画を描く作業に向いている証拠でした。

 実際ソード・ワールドの漫画作業中はとても充実していまして、イラストから漫画に移れて本当によかったと思います。
posted by 浜田よしかづ at 06:04| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
 とても、興味深く読ませて頂きました。「つぐもも」は1〜10巻はkindle版で、11巻は紙の本で購入しました。今回の「新ソードワールドRPGリプレイ漫画」も購入させて頂くつもりです。最新号も読んでいます。くくりがどうなるのか、来月が気になって仕方がありません!連載は大変でしょうけども、頑張ってください。
Posted by ブンキョー・オトワ at 2013年09月28日 14:21
つぐもももそろそろ新刊の時期ですよね。
単行本派なので現在、かずやたちがどうなってるのか期待と不安でいっぱいですが
また予約で購入したいです。
Posted by 妖怪こむらがえり at 2013年11月20日 05:53
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